法学者・上脇博之さんは、自民党の裏金事件の告発や市民団体の活動など、その地道な取り組みは社会に大きな影響を与えてきました。
ですが、上脇さんが一体何者なのか、意外と知られていない部分も多いんですよね。
そこで今回は、「政治とカネ」の問題に真っ向から立ち向かってきた法学者・上脇博之さんについてご紹介します。
なぜ彼がここまで活動を続けるのか、思想や素顔にも迫ってみます!
上脇博之は何者?
生年月日:1958年7月25日
出身地:鹿児島県姶良郡隼人町
大学:関西大学法学部卒業(1984年)
職業:神戸学院大学法学部教授
家族:妻・息子1人
趣味:読書・音楽鑑賞・映画鑑賞・ウォーキング(散歩)
上脇博之さんは、日本の法学者で、特に憲法学や政党国家論、国民代表論、政治資金問題を専門とする法学者です。
日本の憲法学者であり、政治資金の透明化を求めて積極的に告発活動を行う「政治とカネ」問題の第一人者。
1958年生まれ、鹿児島県出身で、現在は神戸学院大学法学部の教授を務めています。
「政治資金オンブズマン」の代表
また上脇さんは、「政治資金オンブズマン」の代表としても知られています。
長年にわたって日本の政治とお金にまつわる問題、とくに自民党の派閥が関係する裏金や、政治資金パーティーで集められるお金の使い道が不透明なことを追及してきました。
実際に、2022年以降に明らかになった自民党の裏金問題では、上脇さんが警察に訴えたことがきっかけで、東京の検察が本格的な調査を始めました。
その結果、多くの派閥が解散し、政治に関わるお金のルールも見直されるなど、大きな影響を与えています。
バンダナはテニス選手の真似がきっかけ
なぜいつもバンダナをしているのか気になった人も多いのではないでしょうか。
実は、もともとは大学受験の頃にテニス選手の真似をして頭にサポーターを巻いていたのがきっかけなんだそう。
その後バンダナに変わり、現在のスタイルになったそうです。
今ではバンダナは、上脇さんのトレードマークみたいになっていますよね!
でも実はこれも見た目の印象を強く残すことで、逆にバンダナを外したときに周りに気づかれにくくなる、というちょっとした工夫があるそうです。
というのも、上脇さんは長年、政治の裏側やお金の問題を告発してきたので、場合によっては恨みを買ってしまうこともあるかもしれないんですよね。
そうした危険から少しでも身を守るための工夫として、バンダナを活用していると本人も話していました!
上脇博之の思想~最終的な目標は「国民主権の政治の実現」~
上脇さんは、「国民主権の政治の実現」を目指しています。
簡単に言うと、「政治は国民のためにあるものだし、国民の声がちゃんと届く仕組みにしよう」ということ。
政治家が国民の方じゃなくて、お金をくれる人の方を向いて動いてしまっていることが多いんです。
これじゃあ、ほんとうの意味での民主主義とは言えないですよね。
なので上脇さんは、「お金で政治が動くのを止めたい」と考えていて、政治資金の流れを明らかにすることや、選挙制度をもっと公平なものに変えることに取り組んでいます。
市民や地方からの監視・運動によって政治を変えることの重要性を強調し、実際に市民団体の代表として告発・啓発活動を続けているんです。
まとめ
政治の透明化を求める活動を続けながら、国民主権の実現を目指している上脇博之さん。
バンダナに込めた思いや、長年の告発の背景には、私たちの暮らしに直結する強い問題意識があったんですね。
政治をもっと身近に考えるきっかけをくれる、そんな存在かもしれません。
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