グレゴリー・ケズナジャットさんは、2025年にも芥川賞の候補に選ばれた注目の作家です。
アメリカ出身でありながら、日本語で異文化の葛藤や心の揺れをやさしく描き、多くの読者の共感を呼んでいます。
そこで今回は、ケズナジャットさんのwiki風プロフや詳しい経歴を調査しました!
グレゴリー・ケズナジャットのwiki風プロフィール
名前:グレゴリー・ケズナジャット
生年月日:1984年(詳細は非公表)
出身地:アメリカ合衆国サウスカロライナ州グリーンビル市
国籍:アメリカ合衆国
学歴:クレムソン大学卒(英文学・情報科学)、同志社大学大学院博士(国文学)
職業:法政大学グローバル教養学部(GIS)の准教授
グレゴリー・ケズナジャットさんは、アメリカ・サウスカロライナ州グリーンビル出身の作家です。
現在は法政大学グローバル教養学部で働きながら、小説家としても活躍。
日本語が母語ではないにもかかわらず、日本語で小説を執筆しており、そのユニークな視点が注目されています!
父親はイラン出身
父親はイラン出身、母親はアメリカ南部のサウスカロライナ州出身です。
南部訛りの英語を「母語」として育った彼にとって、日本語との出会いは大きな転機だったそうです。

イランとアメリカ南部という異なる文化の中で育ったんですね。
結婚はしていない?
現在、ケズナジャットさんが結婚しているかどうかについて、本人からの公式な発表はありません。
X(旧Twitter)では弟さんの結婚について言及した投稿がありましたが、ご自身の結婚に関しては特に触れられていないようです。
そのため、現時点では結婚しているかどうかは不明ですね。
グレゴリー・ケズナジャットの経歴
2007年:クレムソン大学を卒業、同志社大学大学院文学研究科国文学専攻に進学
2007年~2017年:京都で10年間を過ごす
2013年:同志社大学大学院で修士号(国文学)取得
2017年:同志社大学大学院博士後期課程修了、博士号(国文学)取得
2017年以降:青山学院大学や法政大学グローバル教養学部で教鞭をとる
2021年:「鴨川ランナー」で第2回京都文学賞を受賞し、小説家デビュー
2023年:『開墾地』が第168回芥川龍之介賞候補となる、第9回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞
2025年:「トラジェクトリー」が第173回芥川龍之介賞の候補作となる
1998年頃:高校入学と同時に、日本語を学び始める
ケズナジャットさんが日本語を学び始めたのは高校入学時。
当時はネットも不十分で、アジア系の友人から借りた漫画やCDで日本語に触れ、紙の辞書で漢字を調べながら学習。
自分の名前をカタカナで何度も書いた経験もありますが、当時はまだその文字に「自分」が宿る実感はなかったそうです。
この時期、「外国語を学ぶとは、自分自身を見つめ直すことだ」と気づいたことが、彼の言語観に大きな影響を与えています。

言葉を覚えるだけでなく、自分の新しい一面にも出会ったんだと思います。
2007年~2017年:京都で10年間を過ごす
ケズナジャットさんは、2007年にクレムソン大学を卒業後、英語指導助手(ALT)として来日し、京都の学校で教えながら10年間を過ごしました。
同志社大学大学院では谷崎潤一郎を中心に日本文学を研究し、2013年に修士号、2017年に博士号を取得しました。
大学院時代はあえて英語を使わず、生活も勉強もすべて日本語に。
毎日小説を読み、日記も日本語で書く徹底ぶりでした。
この日記が、のちのデビュー作『鴨川ランナー』の原点になっているんです!
京都での外国人としての体験や、土地の文化・言葉(関西弁など)は、その後の小説やエッセイにも色濃く影響を与えているのがわかります。

毎日コツコツ書き続けた努力が、そのまま作品につながっているのがすごいですよね!
2021年:「鴨川ランナー」で第2回京都文学賞を受賞し、小説家デビュー
ChatGPT:
2023年:『開墾地』が第168回芥川龍之介賞候補となる
2023年、グレゴリーさんの短編小説『開墾地』が、第168回芥川賞の候補作に初めて選ばれました。
講談社から刊行されたこの作品には、彼自身の「越境的な視点」や「エクソフォニー(母語以外での創作)」といった独自の背景が色濃く反映されています。
アメリカから日本に渡り、日本語で物語を紡ぐという特異な立場だからこそ描ける、文化や言語の狭間に生きる人々の孤独や葛藤がテーマの作品。
その深い視点と表現力が評価され、芥川賞候補となっただけでなく、2023年には第9回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞も受賞!
日本文学界での存在感を一層強めるきっかけとったのです。

日本語という新しい言葉で自分らしさを見つけている、とても面白い作家だと思います!
2025年:「トラジェクトリー」が第173回芥川龍之介賞の候補作となる
ケズナジャットさんの短編「トラジェクトリー」が、2025年6月発売の『文學界』6月号に掲載され、第173回芥川龍之介賞の候補に選ばれました。
物語は、英会話教師のブランドンと生徒カワムラさんがアポロ11号の記録を読み進める様子を描き、異文化交流や言語・アイデンティティの揺らぎをテーマにしています。
この作品は、外国人の視点から日本語と英語の間で生きる葛藤を丁寧に描き、新しい文学の可能性を示しています。
芥川賞の選考会は2025年7月16日、結果は8月発売の『文藝春秋』で発表予定です!
まとめ
2025年も芥川賞候補となったケズナジャットさんは、言葉や文化の壁を越えて、誰もが感じる不安や希望を作品に込めています。
これからも彼の独自の視点から生まれる物語が楽しみですね!
コメント